釈放
釈放 Your Tomorrow
どうもどうも、LAに住み始めて2年弱になりました、ニールです。バーに満足な回数クソコロナのせいで行き損ねました、ニールです。色んな意味で肉に飢えています、ニールです。
読者をイラつかせないうちに本題いきましょうw LAの雰囲気に慣れたのも理由の一つかもしれませんが、今改めて今回紹介する映画を見直したらですね、映画への入り込み具合も結構なものだった、そう感じております。
ニコラス・ウィンディング・レフン特集
日本人なら彼の作品の中では間違いなく知名度が一番高いのはこの作品でしょう。「ドライヴ」
LAでハリウッド映画のカースタントマンとして生活していたドライバー(ライアン・ゴズリング)がいた。夜はそのドライビング能力で強盗を逃していた。ある日近所の母子アイリーン(キャリー・マリガン)とベニシオ(カーデン・レオシュ)と親しくなるが、それからすぐ服役中だったアイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が
釈放される。さらに彼は服役中に借金を作っていたのだ。トラブルからアイリーンとベニシオを守るため、ドライバーは決死の行動に出る。
原題: Drive
R15+
全米公開: 2011年9月16日
日本公開: 2012年3月31日
上映時間: 100分
製作国: アメリカ合衆国
監督: ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本: ホセイン・アミニ
原作: ジェイムズ・サリス
製作: マーク・プラット、アダム・シーゲル、ジジ・ブリッツカー、ミシェル・リトヴァク、ジョン・パレルモ
製作総指揮: デヴィッド・ランカスター、ゲイリー・マイケル・ウォルターズ、ビル・リシャック、リンダ・マクドナフ、ジェフリー・ストット、ピーター・シュレッセル
音楽: クリフ・マルティネス
撮影: ニュートン・トーマス・サイジェル
編集: マット・ニューマン
衣装: エリン・べナッチ
美術: ベス・マイクル
出演: ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティーナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス、他
本記事、ちょいグロ注意
この時点で大体5回くらいは見ていますw 初見の頃はまだまだ映画というもの自体の鑑賞本数も少なく、それほど今作に思い入れはありませんでした。が、今となっては色んな方面で切り込んでも、「良い!良いね!面白え!」と体をウネウネさせるような有様です。なおウネウネさせるという症状は俺だけのようです。
でも!まあ何が言いたいかというと、まだ見てないならば一見はしてみて欲しい、ってことですね!
話のベースとしては、寡黙な孤独な謎の男が恋してしまった人妻のために戦うという話。こういうのってまあよく聞く話だと思います。「シェーン」とかがそんな感じですよね。ただそんな王道とも思える物語のメガホンをとったのがニコラス・ウェンディング・レフンになったことによって、ちゃんと面白さは担保しつつも芸術的かつ、不思議な雰囲気を醸し出した作品になりました。もともと予定されていたニール・マーシャル監督、ヒュー・ジャックマンの通りにやっていたら全く違う作風になっていたでしょう。
今作では、音楽、演技、撮影、編集、衣装、色々含めてお互いが気を利かせていて完璧なワールドが完成していたと思います。過去の作品のオマージュなどはすべて拾いきれないくらいなのですが、まず細かいとこからいえばタイトルの出るタイミングとかね…かっけえ(いや語彙力) 前回紹介した「ブロンソン」がかなり一色を画面一面に強烈に独占するような画面がニコラス・ウィンディング・レフンの作品と思っていた僕にとって、そこに関しては「ドライヴ」ではそれほど何か強く色が目立つってことはありませんでした。ただそのかわり美しい日常風景、あるいは劇的瞬間に唐突な形でバイオレンス描写が挟み込まれるのが「ドライヴ」の大きな特徴だと思います。今作の名シーンは美しさとバイオレンス、どっちも組み合わせないと語れないんですよねw
例えば黒幕の事情が徐々にわかってきたところでモーテルにいたドライバーがじっと何かを見つめてハットしたかと思ったら、同伴してた女性の頭バシャーン。さらにはドライバー、アイリーン、そして刺客が乗り合わせたエレベーターのシーン。決意と決別を示すためのキス、
からの〜敵の顔面ドシャー。
他に共通しているところでいえば、スローモーションの使い方が印象的でしたね。風呂場で散弾銃を撃った後にグーっと見えなくなるまでずっとカメラが動かないところとか
「お、消えるか、消えるか、消えー…ーた汗」といった感じで、なぜこんな撮り方をするんだろう、そこから見せます⁉︎ということの連続でその謎な魅力というか雰囲気に釣られて見てしまう。それはその独特の設定、作りの構成が完成されたものだから、というのも理由の一つではないでしょうか。衣装でいえば、ドライバーのジャケットの背中にはサソリの絵が書かれているのですが、そこもクライマックスで
と引っさげての伏線回収があるのが熱い、とかね。幻想的なウォーンって響く音楽も兼ねた編集も良かったっす!ドライバーが関わるシーンだけの話ですが、事前の会話シーンとその後の行動を交互に同時進行で差し込む仕様(本編で2回出てきます)は、決まった方向にしか進まない、あるいはその後の行動に至る人物の強い揺るぎない思いのようなものがにじみ出ているのも伝わってきて、この編集がなされたクライマックスは名シーンです!
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やっぱりドライバーが主役ということですから、まあカーアクションになるかと思うじゃないですか。実際逃走劇はあるにはあるんですが、
車内の描写がほとんどなんですよね。まさにドライバーの車に載せられている強盗犯のなんとか逃げ切れるのかとヒヤヒヤする気持ちを観客も体験するような作りになっています。それでいえば、撮影のニュートン・トーマス・サイジェルは「タイラー・レイク/ 命の奪還」でも車内の不安定な緊迫した映像作りといった特徴は爆発していました。中盤のチェイスも記憶に残っています。あ、そういえば中盤でカーチェイスといえば「ブリット」のことも思い出したりね!また逃走シーンで緊張させるのに効果的なのが、単に爆走させるからだけでなく、
一旦暗いところで停車して様子を静かに待つところ。派手な見せ場にはなりませんが、そういうところ、
プロフェッショナル!よくよく考えてみたら逃がし屋だからそりゃ目立つような運転したら逆に捕まりますよねw よってジェイソン・ステイサムとリュック・ベッソンは、運び屋が一番ということで☆
他には人物間のドラマパートの描写が芸術的かつ理解しやすく作られているのに監督と役者の技量を感じました。特にドライバー、しっかりとした名前が出てこない主演のライアン・ゴズリングは本編ではほとんど喋りませんが、目やアイコンタクトでアイリーンへの恋心や状況を伺う緊張感を作ったりなど…。
今の所はかもしれませんが、今作、「ラ・ラ・ランド」「ブレードランナー2049」「ファーストマン」といった出演作を見てきているわけですが、ライアン・ゴズリングでハズレがありません。立ち位置的にはどちらかといえば影で生きてて黙々と何かをしている男を2枚目にやらせるのであれば、ライアン・ゴズリングは本当に説得力があります。なんかもう、全然嫌な感じがしない。(誰目線だこれ)仕事選びもきっとうまいんだと思います。 ちなみにスタントの仕事の時にドライバーが被るのがハゲの男性マスクなんですか、他のカーアクションを見ていると思い当たる点が色々…w
んでそんな思い当たる存在の裏で戦っているのがキラキラした世界の裏で黙々と機械いじりをしているドライバー、というかライアン・ゴズリングって考えるとまたそれでも勝手に胸を熱くさせられたり。ちょっとドライバーの話ばかりになっちゃいましたが、ほかのキャラクター陣もそれぞれに出番の数は関係なく深みやバックグラウンドを匂わせていました。
(最近気づきましたけど、この夫スタンダードを演じる役者ポー・ダメロン役の人だったんですねw 真逆の野郎でございます)
この映画での悪党に関しては全員痛い目にあってしまえというくらいにいい味していたんですが、
マフィアの1人ニーノ(ロン・パールマン)はちょっと切ないキャラだな、と思ったりしたんです。なぜなら、とあるシーンでめちゃくちゃニーノは談笑して聞いている女性を喜ばせようとしているんですが、
聞いている女性側の顔が死んでるんですねw
いやもうちょい気ぃ遣えよ、かわいそうにw
で、最後に思ったんですが、
キャリー・マリガンって結構童顔っすね。それで人妻ですか…
俺もドライバーなろうかな☆
そろそろ黙りますかw
まあそんな感じで、
演出、演技、撮影、音楽、編集、衣装全てが独創的な化学反応を起こしてアガる、不思議で、面白い、味わい深い作品だったと思います。なかなか似た作風というのもそうないのではないでしょうか。ぜひAmazonプライムビデオ、あるいはNetflixでお試しくださいw
最終評価は、98点です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
生活様式も変わっただけでなく、梅雨や特有の暑さできっとどこであってもイライラや不安、ストレス、きっとたまると思います。自分も同じくでして最近色んなブログでエネルギーをもらったところでした。映画でも、本でも、あるいはA…なんでもいいので一緒に楽しんで、時に休憩して発散しながら頑張ってまいりましょう!熱中症にも十分気をつけて行きましょう
では次回は「オンリー・ゴッド」のレビューでお会いしましょう!
釈放の良さについて語ろう。
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2020年7月10日号)
*水島社長は依田啓示を処分せよ。
チャンネル桜のキャスターとして依田啓示という人物が在籍している。彼は数年前の暴行事件により有罪が確定している。また6月に暴行傷害容疑で逮捕されている。現在、釈放されているが、暴行歴、逮捕歴がある人物がチャンネル桜にキャスターとして在籍しているのは、紛れもない事実である。
チャンネル桜の水島社長が率いる「頑張れ日本!全国行動委員会」は長年、NHK職員の不祥事を糾弾してきた。私も同団体の常任幹事として糾弾活動に参加してきた。NHK職員の不祥事は割合として他のテレビ局よりも多く、しかも処分も甘い。
しかしマスコミは同業者のよしみで、これを糾弾しない。有名人たちも、やはりNHKに出たいから糾弾しようとしない。その点で、長年マスコミ業界で活躍して来た水島総(みずしまさとる)氏の勇気は賞賛に値する。
しかるに水島氏が社長を務めるチャンネル桜に暴行歴、逮捕歴のあるキャスターがいるとは、如何なる訳か?我々が糾弾して来たNHK職員の不祥事には不起訴の事案が数多く含まれているのだ。
つまり依田氏が今回、不起訴になっても処分しない理由にならない。しかも数年前の事件では既に有罪が確定しているのである。依田氏の出演自粛などで済まそうとするのは、NHKの身内に甘い処分を糾弾してきた立場上ありえない。
今般、我那覇真子さんがチャンネル桜を去った背景には依田問題があった。依田氏を処分できなかったのは、依田氏が沖縄県議会選挙に出馬しており、水島社長は、その当選を願っていた為であろう。
しかし、依田氏は落選した。暴行歴、逮捕歴は司法上も決して消える事はなく、今後、依田氏が選挙に出馬しても、敵対陣営が依田逮捕の新聞記事のコピーをばら撒くのは選挙戦の常識である。つまり今後、彼には当選の見込みがない。
従って水島社長が依田氏を処分できない理由はもはや存在しない。泣いて馬謖(ばしょく)を斬るとは、漢学の素養のない今の若者には通じまいが、我々の年代ではまだ通用する。水島社長は今こそ、諸葛孔明の決断をしなければならない。
明日、午後9時から伽藍みーTUBEで、トークライヴを生配信する。今日のテーマや、その他の質問にも気楽な形でお答えするので、お見逃しなく!
前号で既に通知したが前々号「我那覇真子とアグネス・チョウ」をテーマにしたトーク番組がUPされている。大変な話題になっており、明日のライヴにも直結する内容なので是非ご視聴を!下記をクリック
軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
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今から買うなら釈放が絶対おすすめです!
伝説の刑事ドラマ《あぶない刑事》
主役の二人、『タカ』&『ユージ』の視点で、ドラマチックな物語を提供します。
ダンディ第2ステージです(#^.^#)
1986年11月9日放映
あぶない刑事・第6話 《誘惑》 の■STORY■
バー”ノーザン・ライト”の経営者・永井俊男が射殺された。 そこで働くホステス・緑(風祭ゆき)の証言で、交友のあった宮本(三上剛仙)を逮捕するが、そこへ宮本を釈放しろとの脅迫電話が入った。 電話の主は銀星会の金森(飯田浩機)だった。 宮本は、三年前の宝石強盗が、殺された永井と自分、そして金森の犯行だと自供するが…。
※鷹山・鷹山敏樹(舘ひろし)、大下・大下勇次(柴田恭兵)、町田・町田透(仲村トオル)、薫・真山薫(浅野温子)
アブデカの第6話…
事件関係者のホステス・緑に本気で恋心を抱いてしまう大下の純情編。 町田が鷹山、大下に見守られながら、教育の一環として初の取調べもコミカルに。 これまで捜査課、少年課の大部屋として取調室しか出てこなかった港署のセットに、捜査の打ち合わせの場となる会議室と留置場が画面に初登場する。 ラストの薫と鷹山の会話は、軽薄短小がもてはやされた80年代中盤の象徴的なキーワード。
『誘惑』ね…
誘惑われるならホント、綺麗な女性からで願いたいね…
頭が綺麗に反り上げられた中年の厳つい男が目の前に座っていた…
彼の名は、佐藤邦光(47歳)…
指定暴力団吉住会の下部団体の構成員だ。
ダンディたちは、暴力団の抗争事件を捜査していた。
白昼堂々、競艇場の前において、シマ(縄張り)を巡るトラブルに端を発したものだ。
吉住会側「5名」と口山組側「3名」による、互いに凶器を持ち出しての乱闘事件だ。
ダンディたちは、目撃証言や、現場からの逃走車両などから殆どの実行犯を割り出し逮捕していた…
しかし、数名割れていない(判明していない)容疑者もいた。
そんな最中、自ら?出頭してきたのが佐藤だ…
自分もその場にいました…
と申し出る佐藤だが、目撃者の証言に「ハゲ」はいない…
ダンディは、
冗談はよしてくれ…アンタは居なかったろ…
その頭を見た奴はいない…
と申し向けると、佐藤は、
俺がヅラを被ってた、ってことでいいでしょう…
などとオチャらける…
明らかな身代わり出頭…
真犯人は外におり、佐藤は上(組長)の意向で出頭してきたのだ。
つまり組織としては出頭させたくない男、隠したい男が犯人だ。
佐藤は真顔で、
俺を犯人ということにしてくれれば、堅いもの付けますよ…
と警察に取引を持ちかけてくる…
「堅いもの」…つまり、拳銃を持ってくるということだ。
ヤクザは抗争に備えて必ず何処かに拳銃を隠し持っている…
拳銃事犯の検挙は、暴力団を担当するデカの一つの指標だ…
だが、ご存知のとおり、そうそう挙がる代物でもない…
佐藤もそれを知っていて言っているのだ。
利害関係が一致する…
が、佐藤にも相当の覚悟がある…
拳銃の不法所持ともなれば、最低でも数年はムショ暮らしだ…
ヤクザ者による甘い《誘惑》…
だが…ダンディたちは丁重に断りを入れる。
事件解決には相手の申し入れを、ある程度飲まなければならない場面もある。
しかし 「いた、いない。やった、やらない。」 の場面では、それを絶対に飲んではいけない。
この手の駆け引きで失敗し、警察組織を去っていた者を何人も知っている。
ダンディたちは、ハゲの佐藤の申し入れを拒否し、再び捜査に戻る…
その後の懸命な捜査の結果、ダンディたちは、残りの容疑者を特定して逮捕した。
その中には他団体から御触れが出ている者や、未成年が含まれていた。
御触れが出ている者や、未成年は、組として受け入れないのが渡世の暗黙のルールだ…
これを隠したかったのか、吉住会は…
隠したい気持ちはよく分かりますけどね…
しかしまあ、ハゲ坊主からの《誘惑》も仕事だけど…たまにはいい女から《誘惑》されたいものだな…と思う、ダンディであった(#^.^#)
以上、エンターテイメント「ダンディ」でした。
※この記事はフィクションであり、エンターテイメントとしてお楽しみください。
※登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係がありません。
あぶない刑事 第6話 「誘惑」
タカ 鷹山敏樹 舘ひろし
ユージ 大下勇次 柴田恭兵
第1話 「暴走」
第2話 「救出」
第3話 「挑発」
第4話 「逆転」
第5話 「襲撃」
刑事 デカ 事件簿
エンターテイメント
ダンディ 第2ステージ
ダメ人間のための釈放の3つのコツ
『奴らを高く吊るせ!』(やつらをたかくつるせ!、原題:Hang 'Em High)は、1968年制作のアメリカ合衆国の西部劇映画。
主演のクリント・イーストウッドがイタリアに渡り、マカロニ・ウェスタンでスターになった後のハリウッド凱旋作品。
元保安官でカウボーイのジェド・クーパーは、牛を輸送中に突如9人の男たちに襲われた。
彼らはウィルソン元大尉他、牛泥棒を追ってきた男たちだった。クーパーは牛泥棒から盗品と知らずに牛を買ってしまい、ウィルソンの指示の下、クーパーは釈明も無視され私刑を受けた挙句、近くの木で縛り首にされてしまう。
吊るされて死にかけていたジェドは、たまたま通りかかった連邦保安官のブリスに助けられ、
護送中の囚人とともに、裁判所の前に見世物のように絞首刑台の並ぶ町に送られる。
そこでジェドは、フェントン判事から冤罪を認められて釈放されるとともに、判事直属の連邦保安官に誘われる。
フォート・グラントはオクラホマ準州に属していたが、その土地の広大さに反し、法の番人たる裁判所も連邦保安官も少なく犯罪が多発し、
なかなか州に昇格できずに判事は苦しんでいた。
クーパーは、自分を私刑にかけたウィルソンたちを合法的に探し出すために保安官となった…。
ジェド・クーパー クリント・イーストウッド
レイチェル インガー・スティーヴンス
ウィルソン元大尉 エド・ベグリー
アダム・フェントン判事 パット・ヒングル
ブリス連邦保安官 ベン・ジョンソン
カルフーン保安官 チャールズ・マッグロー)
ソフィー ルース・ホワイト
全7回 4回目
「夕陽のガンマン」に引き続き「続・夕陽のガンマン」を演じたクリントイーストウッド。
マカロニウェスタンは十分に楽しんだものの、いまいち満足は得られません。
アメリカでは、未だに彼の映画は酷評されていたからです。
ロサンゼルスタイムズで、大御所、チャールズ・チャップリンは、このように言っています。
「現在、公開中の『続・夕陽のガンマン』は、不出来で退屈で長ったらしい」
ニューヨーカー誌の女性映画評論家のポーリング・ケイルは、「このバカバカしくむごたらしい映画が、なぜそもそも西部劇と呼ばれるのか理解できない」と切り捨てました。
タイム誌の評価も見下したもので、レオーネの演出の才能を多少認めたものの、西部劇というアメリカの最も神聖な芝生に土足で踏み込んだ厚かましい映画と攻撃。
しかし、評論家等の罵倒に近い言葉をよそに、「続・夕陽のガンマン」は、大盛況。
批評家は理解できなかったとしても、観客はクリントが演じた「名無しの男」に魅力を感じたのです。
「3本のレオーネの作品は海外では成功した。しかし、ハリウッドに切り込むことは難しかった。映画業界はテレビに出ている俳優に偏見を持っていただけでなく、イタリア映画に出ているアメリカ人俳優は落ち目だとみなす風潮があった。フランス、イタリア、ドイツ、スペインの映画関係者は、ハリウッドのプロデューサーたちに、いつクリント・イーストウッドの映画をつくるつもりだと、いつも尋ねていた。そして、ようやくユナイテッドアーティスツから地味な作品『奴らを高く吊るせ!』の話が舞い込んだ」
(クリント・イーストウッド 談)
結果的には、低予算で仕上げられた「奴らを高く吊るせ!」はクリント・イーストウッドが「稼げる俳優」であることを証明したのです。
それでは、みなさん、ご機嫌よう。
※何のやりとりもなしに、いきなり読者登録申請、リブログ、コメント、メール等をしても受け付けません。例外はありません